【仙台の学習塾ブログ】先取り授業を塾としてどう考えるか

本日は先取り授業についてのお話です

うちは進学塾なのもありますが、入塾するときにすでに先取り学習を
なさっているお子さんも多く見受けられます。特に、分かりやすいのは
英語でしょうか。小学生の段階で英検〇級あります、などですね。

ただ、うちではあまり積極的に先取り学習を行っているかというと
そうではありません。むしろ、学校の進度と比べて少し早いくらいでしょうか。

塾で積極的に先取り学習を行わない理由

① 早い進度についていけなくなる
これは分かりやすい理由ですね。あやふやな理解で先に進んでしまうと
分からなくなるというものです。中高一貫校や首都圏の私立中学の数学で
起こりやすいです。また、英検を持っているお子さんでも、単語や文法が
しっかり理解できている子は意外と少ないものです(英検がそういった分野
を重要視していないこともありますが)。私の塾の中学生の授業では、
その分野での完全理解を目指しているので、難解な私立入試問題を解くなど、
ひとつひとつの分野を可能な限り深く進めています。

② 途中から入塾するお子さんが大変になる
仮に年度途中で入塾したいお子さんがいた場合、先取りした部分を
集団授業を受ける前に理解しておく必要が出てきます。
特に中学受験は、通常の中学校で習う分野が広く出題されるため、
6年生から、いざ受験勉強を始めようと思っても大変です。
可能な限り、こういったパターンはサポートしていますが、
最初のペースについていくのに、慣れるまで時間がかかるケースもあるでしょう。

③ 学校の試験対策を優先する
中学校の定期試験対策は内申点に大きく影響するため、普通の中学生なら
先取りよりも、目の前にある試験でいい点数を取るよう頑張るものです。
自分ひとりで学校の試験範囲に対応できる子なら問題ありませんが。

塾で先取り学習をするのはこのケース

① 個別授業で先取り授業を進めたい場合
このケースはお子さんが普段の勉強は一通りできて、さらに入試レベルの学力を望んでいる場合です。この場合なら問題なく進めることができます。

② そもそも先取りで進むのが既定路線になっている場合
私の塾の小学生の集団授業がこのケースですね。小学生は
中学受験に対応できる学力を得るのが目標ですので、通常の小学校の範囲よりも先取りをすることになります。

③ 入試対策を受験前に間に合わせたい場合
中学3年生がそうですね。自然な進度(学校に合わせた進度)ですと、中学校
のすべての履修範囲が終わるのは、遅いと1月・2月というのも珍しく
ありません。こうなってしまうと、私立受験に間に合わなくなってしまいます。
毎年、塾では中学3年生は11月あたりからすべての範囲を終えて、入試対策を
行っていますが、来年度はもっと早めようと考えています。

④ 学校の進度が早い場合
例えば今年の附属中の2年生の数学は、すでに(2月時点で)新中3の範囲を
進めているほど早いです。こうした場合、定期試験でも比較的進んだ試験範囲
になることが予想されます。また、塾の集団授業であっても、中高一貫校の子が
多い場合では、先取り授業を行っています。

先取り授業に対してのまとめ

このような形でケースバイケースで考えながらやっていますが、
今回、触れなかった高校生については、自学自習ができる子
(できなければ大変ですが)は積極的に先取り学習を行って問題ないと
考えます。特に数学はやってみると楽しい問題も多いです。

中学生は制約も多いのもあり、先取り学習を塾ですることはちょっと
難しい場合もあります。先取り学習させたいと考えているお母さんは
可能な限り、小学生のうちから検討することをお勧めいたします。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
藤原進学塾では、1回分の無料体験授業をやっています。
ぜひ、この機会にお子さんに考えさせる体験をさせてみてください。
お問い合わせ 022-341-8088

お問い合わせ・お申し込みはこちらから



ABOUTこの記事をかいた人

ふじわら先生

盛岡一高、東北大。中学受験の塾「標準仙台校」に入社。2009年から独立し藤原進学塾を設立。東大合格生から不登校児まで数千人以上の様々な生徒を指導。ボードゲーム「悲しき熱帯魚」「漁村においでよ!」「俺の街」「ぶたぶたこぶた」作者。ボードゲームはドイツのエッセンシュピール’16にも出展。独自の楽しくアタマが良くなる知育パズル本も好評発売中。