長い話になりますが、お付き合いいただけたら幸いです
私の塾ができて10年余りになりますが、この10年で多くのボードゲームが
発売されました。人狼ゲームをはじめ、テレビにも日本製のボードゲームが
紹介されることも多くなりました。大変嬉しいことです。
市民権を得られ始めたボードゲームは「シンプルで分かりやすく」を基調に
小さな子や女性にも親しみやすいもの、パーティゲームも多く発売されました。
これらのゲームは考える情報量が少なかったり、あるいは運の要素が大きかったりと、それほど頭を使わなくてもよいものもあります。
一方で「ボ育て」という言葉が存在します。
ボードゲームを通して育児をする考え方で大変意義のあることだと思います。
それでは、どのようなゲームを行えば教育に良い影響を与えるのでしょうか。
今回は、あくまで「学問の成績」「頭の良さ」にフォーカスを置きつつ、
ボードゲームの立ち位置について、自分の考えを述べていきたいと思います。
そもそも「頭が良い」というのは何を指すか
例えば、アイドルグループのメンバーの名前を全員言えたり、
山手線の駅の名前を覚えていることは「頭が良い」のでしょうか。
おそらく多くの方がそうではない、と言うのではないかと思います。
これらは「知識量がある」ということだけなんですね。
ただ、英語・理科・社会はもちろん、算数・数学の公式も
「記憶してなければ解けない」ものもありますから、
知識量がある程度の成績を担保してくれるのは言うまでもありません。
できる子とできない子の大きな違いは、同じ学校で、同じ教育を
受けているにもかかわらず、発生します。それも年齢が上がるにつれて
より大きな差で、です。できる子は、極論言えば、予習復習しなくても
授業を受けただけで、良い点数を取れるのです。
塾の子にこの話をするときは、この「短時間で吸収できること」を
「ポテンシャル」や「能力」という言葉にして話しますが、これこそが
頭の良さと呼ばれるものなのですね。
正しく、速く、情報処理できる力
もう少し、この「ポテンシャル」について触れてみましょう。
私たちが何かの判断を求められること(ゲームでも試験でも)は
往々にしてありますが、
① 情報を頭に入れる(情報収集力)
② その情報に対して重要かそうでないか重み付けをする(分析力)
③ 重み付けをした情報を総合し、一定の行動をする(判断力)
の3つの過程があるかと思います。学校の教育指導要領ですと、
「思考・判断・表現」になるのでしょうか。
ビジネススクールでも「問題解決能力」という言葉がありますね。
よく、要領が良い、悪いの言葉が使われるのも、このような力が
大きく影響していますね。企業が一般的に学歴のある学生を採用するのも
このあたりに理由があるのかと考えています。
学歴がある=問題解決能力が高い、要領が良いということですね。
では、ボードゲームをすることでどのようにして
この問題解決能力を養っていくのか、次回にお話していきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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