中学生の数学の連立方程式に関する一問一答をまとめました。
このページは、解答編になります。
仙台の学習塾である仙台藤原塾では、塾で実際に行っている問題を
一部公開しています。
(図や写真のないものに限らせていただきます。ご了承ください。)
受験勉強や単元のまとめ、中間テストや期末テスト対策にぜひご利用ください。
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【仙台の学習塾プリント】中学数学 連立方程式 解答
01 東西に延びている線路があり,途中には長さ800mのトンネルがある。毎日同じころに,貨物列車が西から東へ一定の速さで通るので,Aさん,Bさん,Cさんは,列車の速さと長さを知りたいと考えた。3人が調べた内容と結果は,下の表のとおりである。
Aさん
列車の先端から最後尾までが目の前を通過するのに要した時間:12秒間
Bさん
列車の最後尾がトンネルに入った時刻: 午後4時1分45秒
Cさん
列車の先端がトンネルから出た時刻 : 午後4時2分53秒
この結果をもとに,貨物列車の速さを毎秒xm,長さをymとして方程式をつくり,列車の速さと長さを求めなさい。
解答
y=12x ―― ① ①を②に代入すると,800-12x=68x x=10
800-y=68x―― ② x=10を①に代入すると y=12×10=120
答 速さ 毎秒10(m),長さ120(m)
02 幸子さんが弘さんの誕生日をあてようとしている。次の会話文を読んで,あとの問いに答えなさい。
幸子: ①まず,あなたの生まれた月を11倍して,2をたしてください。 ②次に,その数を9倍して,最後に,生まれた月と日の数の和をたしてください。 さあ,計算結果はいくらになりますか。 弘 : 819です。 幸子: では,あなたの誕生日は8月1日ですね。 弘 : わあ,あたった。どうしてわかったの? 幸子: ③計算結果を( ア ) で割ったときの商が生まれた月に,余りから ( イ )をひいた数が生まれた日になるのよ。 |
(1) 弘さんの誕生日をx月y日として,下線部①,②の結果を,x,yを使ってそれぞれ表しなさい。
(2) 下線部①,②,③の方法でだれの誕生日でもあてることができるように,( ア ),( イ ) にあてはまる数を書きなさい。
解答
(1) ① 11x+2 ② 100x+y+18
(2) ア 100 イ 18
03 100段の石段があり,はじめにA君は下から50段目の位置にいる。いま,A君は,1枚の硬貨を1回投げるごとに,表が出れば上へ1段だけ移動し,裏が出れば下へ2段だけ移動することにした。各問いに答えよ。
(1) 硬貨を25回投げた結果,A君は,はじめの位置より17段下に移動した。
① 表が出た回数をx回,裏が出た回数をy回として,連立方程式をつくれ。
② 表が出た回数と,裏が出た回数をそれぞれ求めよ。
解答
x+y=25 …① ①-②より 3y=42, y=14
x-2y=-17 …② y=14を①に代入 x+14=25,x=11
04 100円硬貨と50円硬貨だけを入れた貯金箱があり,合計1000円入っている。この貯金箱から,100円硬貨と50円硬貨を何枚かずつ取り出して,それをすべて10円硬貨に両替して貯金箱にもどすと,貯金箱の中の硬貨の枚数が67枚ふえて,全部で79枚になった。
はじめに貯金箱の中にあった100円硬貨と50円硬貨の枚数を,それぞれx枚,y枚として,連立方程式をつくると,
100x+50y=1000
x+y+67=79
となる。
次の(1),(2)に答えなさい。
(1) 上の連立方程式を解いて,はじめに貯金箱の中にあった100円硬貨と50円硬貨の枚数を求めなさい。
(2) 下線部について,取り出した100円硬貨の枚数がn枚,50円硬貨の枚数が1枚であった。nの値を求めなさい。
解答
(1) 100円硬貨 8枚,50円硬貨 4枚 (2) n=7
05 ある中学校の1年生116人全員で,自分たちの住んでいる地域の公共施設や名所,旧跡など23か所を紹介する冊子を作ることにした。紹介したい場所の希望をとり,1年生116人全員を23のグループに分け,各グループの人数が4人,5人,6人のいずれかになるようにした。その結果,5人と6人のグループの数が同じになった。ただし,どの生徒も,複数のグループに所属することはないものとする。 4人のグループの数を求めよ。
解答
4人グループの数をx,5人グループの数をyとする。6人グループの数は,yである。
x+2y=23 4x+11y=116 これを解くと,x=7,y=8
答 4人グループの数は7である。
06 花子と太郎は,次のルールでゲームを行った。
<ルール> ・じゃんけんを15回する。ただし,あいこ(引き分け)の場合も1回と数える。 ・じゃんけんを1回するごとに,勝った方の得点を2,負けた方の得点を -2,あいこ(引き分け)の場合は,それぞれの得点を1とする。 |
このとき,次の各問いに答えなさい。
(1) 花子が勝った回数をx回,太郎が勝った回数をy回として,次の数量をそれぞれx,yを使った式で表せ。
① あいこ(引き分け)の回数
② 花子の得点の合計
(2) 花子の得点の合計が9,太郎の得点の合計が1のとき,花子が勝った回数,太郎が勝った回数をそれぞれ求めよ。
解答
(1) ① 15-x-y(回) ② x-3y+15
(2) 花子 6回 太郎 4回
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